• 未来に羽ばたく英才を育てる塾

 令和7年から始まった半田高校附属中学校の適性検査ですが、今年の1月に初めての検査が行われました。

 サンプル問題はありましたが、どんな問題になるのかわからないことが多かったのですが。第1回の検査が行われて大まかな出題傾向がわかりました。

 ただし、初年度はサンプル問題のような問題を出題し、次年度からは様々な形式の問題を出す可能性も考えられます。

 今回の適性検査の問題を見ると、かなり幅広い知識が必要なことと、文章読解力、計算力が必要になります。

 また、1次検査では適性検査Ⅰと適性検査Ⅱが行われますが、そこで定員(80名)の2倍程度まで絞り、合格した人が2次検査に進みます。今回は合格者は170名でした。

 2次検査は、出願時に提出した志願理由書の内容について面接が行われますが、この志願理由書の内容と面接での受け答えが合否にかなり影響します。まずは1次検査を突破できる実力が必要なのですが、ペーパーテストができるだけでは2次検査が突破できないので、小学校生活をどのように過ごしてきたかということや合格したらどのように学校生活を送るのかということを明確にしていないと面接で答えられないということになりかねません。

 雙葉進学教室では、半田高校附属中学校の適性検査の対策として次のように進めていくようにしています。

①小学校6年生までの国語・算数の内容を一通り身につける。

②私立中学受験用の基礎の内容(国語・算数・理科・社会)を身につける。

③小6の夏ぐらいから愛知県の適性検査の形式の問題を解いていく。

時間的な問題もありますので、①と②は同時並行で進むこともあり得ます。

 注意しないといけないことは、適性検査の問題は教科の枠を超えて幅広い範囲の問題が出題されますが、そればかりやっていると表面的な知識ばかり身につけることになってしまい、出題形式を変えられると答えられないということになりかねません。

 適性検査の練習をする前に、小学校で学習する内容は一通りバランスよく身につけていくことが必要です。

 それと私立中学受験レベルの問題を解く必要があるのかということですが、私立中学の入試問題を解く必要はないですが、私立中学受験の基礎レベルの知識は持っておいた方がいいと思います。「適性検査」という名目上、特に中学受験の勉強をしていなくても、学校での勉強がわかっていれば解けるということになっていますが、中学受験の内容を知っておいたほうがスムーズに問題が解けます。

 半田高校附属中学校の適性検査は、高校入試と比べると倍率が高く、問題も解きにくいので正直なところ「ここまでできれば大丈夫」というラインがはっきりしないところがあります。しかし、適性検査に向けて学習することが、その後の中学校の勉強にプラスになるようなやり方であれば意味のあることだと思います。


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